HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:人間五十年

 敦盛も 人間百年と 覚えしか 

織田信長が好んで舞ったという幸若舞の演目の一つ「敦盛」の有名な一節

人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり
一度生を亨け 滅せぬ者のあるべきか

敦盛は平家の平敦盛を討った源氏の熊谷直実が世をはかなむという内容。

源平合戦一ノ谷の戦いにおいて、笛の名手として知られる若干16歳の平敦盛

平家敗走の折、愛用の青葉の笛を取りに帰ったばかりに逃げ遅れ

源氏の熊谷直実に討たれてしまう。

直実は16歳の息子直家をこの戦で失ったばかり。

我が子と同い年の若武者を手にかけたことで悩み苦しみ出家をするというストーリーです。


今では50歳というと、若いですね~と言われちゃいます。

まだまだ世をはかなんではいられない?!