HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

創作盗作:ウソップ物語「野鼠と町鼠」

イソップ寓話 野鼠と町鼠より
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ある時、町鼠が野鼠のところに遊びに行ったんだと。
野鼠は苦労して集めた大麦の穂や、木の実などで町鼠を精一杯もてなしました。
でも、野鼠にはごちそうでも贅沢に慣れた町鼠の口にはあいません。
町鼠は形ばかりのお礼を述べて町に帰りました。

しばらくして、今度は町鼠が野鼠を町に招きました。
野鼠は人や車の多さに度肝を抜かれましたが、
もっと驚いたのは町鼠の食べものの豪華さでした。
食べた事も無い様々なチーズ、見た事も無いハムやソーセージ、
外国のクッキーやフルーツケーキまでとんでもないご馳走の山。
でも、これらのご馳走がいただけるキッチンは
怖い人間が予期せず入って来るので落ち着いて食事をしていられません。
そんな事に慣れていない野鼠はすっかり神経をやられてしまいました。

町鼠さん、招いてくれてありがとう。
でもこんなストレスだらけの町ではとてもおいらは暮らせそうにありません。
ごきげんよう、と元の棲家に帰ってしまいました。

澄んだ田舎の空気、質素だけれど味わい深い
オーガニックの食べ物、
町の水道では味わえない美味しい湧き水・・・。

のんびり食事を楽しんでいた野鼠、次の瞬間黒い影に襲われて姿を消してしまいました。
野鼠は大空を舞うイヌワシのお腹の中におさまっていましたとさ。

とっぺんぱらりん。

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忙しい町でも平和な田舎でも、気を抜く事はできないというお話。

都会では鼠やゴキブリ、狸なども人の営みを利用して大繁殖しているそうです。
天敵というすばらしい仕組みが
自然界でのバランスを保っていますが
人間が
その仕組みを壊しているとも。一番大きいのは地球温暖化