HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

タンカ:塞翁が馬

塞翁が馬、時には人間万事塞翁が馬とも言われます。
語源辞典によると
この故事は中国前漢時代の思想書淮南子(えなんじ)人間訓にあるもので

中国北方の塞という所に占いを行う老人が住んでおったそうな。
ある日塞翁が大事にしていた馬が逃げてしまい、人々はこれを慰めました。
塞翁は平然とこれがどうして幸福にならないと言えようか、ととりあわなかったと。
しばらくしてから逃げた馬が何と駿馬を連れ帰り、人々はそれを祝った時も塞翁は
これが不幸にならないと言えようかと言い放ったそうな。
言った通り、その馬に乗っていた塞翁の息子が運悪く落馬して足を痛めてしまった。
人々はこれを慰めた時もまたしてもこれがどうして幸福にならないと言えようか、と。
そうこうしているうちに戦が起こり、足が不自由な息子は兵役を逃れ
他の若者の多くは命を落としてしまった。
(自分なりに尾ひれをつけています)

人生は何が幸福で何が不幸になるかは予測がつかないもの、
目先の事でむやみに喜んだり悲しんだりしない方がよろしい、ということらしい。

塞翁が 馬と思ひて 就活し とどのつまりは 採用が海女