初っ切りと言われる部分がとても長い。
神楽と言われるだけあって、起源は神事に打たれる太鼓の曲となっています。
神楽は神を楽しませる、という謂れがあるようににぎやかに演奏され
途中おかめひょっとこの踊りなども挿入されたりします。
初っ切りは定型の部分があり、それは覚えねばなりませんが、
それ以外はアドリブで対応してよいことになっています。
譜面はないので、DVDを執拗に観て、口伝ならぬDVD伝(笑)の様相を呈していますが
覚えるのになかなか手間取っています。
頭を整理するために、DVDから自分なりの譜面を起こしてみました。
目だけから、耳だけからでもなんとか覚えられますが、それを譜面に起こしてみると
わからないところがわかり、なおかつ自分の手を使って譜面を書く、
という行為は脳細胞に記憶を植え付けるのにたいへん有効のような気がします。
まずは手書きで、ニュアンス的には手描きとも言えるかも。
それをパソコンを使って整理すると拍数などのカタチが明確になります。
神楽は整数の拍数には収まらず、いかにも日本的な構成のような気がします。
九拍→九拍→八拍→七拍→のようにめちゃくちゃですが、これが普通、整数にこだわりなし。
西洋譜面に馴れて居る身にはつらいかも知れませんが、日本的な音の真骨頂ですね。
つべこべ言わずに覚えるがよろし、という事なんでしょう。
大筋のイメージは大体つかんできているので、細部が再現できるようにDVDを観ながら
復習をする事にいたしましょう。
月に100回くらい見れば頭に入ってくれると思っています。
それでも一日15分くらいの負担ですから・・・。