尺八だけではなく、琴と三味線の合同発表会。
会場は国立劇場小ホール、昼頃行ったんですが、11時開演、何と夜の9時迄やっているそうです。
知人の出番は2回だけなんでまだ負担は少ないですが、琴や三味線の師匠はほぼ出ずっぱり、
あれはたいへんですねえ。
途中、お昼ご飯を食べるために抜け、戻ってから最前列に陣取りました。
琴の本格的演奏を間近で見るのは初めてに近く、興味津々。
琴は演奏中にも弦を支えるコマと呼ばれるものを微妙にずらしたり、
指に付けた爪でつまびくだけではなく、払ったり、弦に当てて引っ掻いたり、
いろいろな奏法があるものですね。
尺八奏者はなぜか男性の天下で、女性は例外的なのはなぜなんでしょうか・・・。
尺八は皆さん渋い顔で吹いています。
そういえば男性の琴の奏者が一人おりましたが、こちらも例外的?!
三味線と琴はお互いの掛け合い奏法が定番のようでした。
歌舞伎なんかで三味線での掛け合いはよく目にします。
邦楽には造詣が深くないのでよくわかりませんが、演奏された曲はメジャーなものが多いのでしょう。
しかしながら、琴、三味線、尺八で演奏される曲はどれも同じに聞こえてしまいます。
恐らく太鼓もあまり馴染みがない人にとってはどれも同じに聞こえるんだろうなあと思いつつ、
演奏に耳を傾けておりました。
それにしても師匠は譜面も見ずにたくさんの曲を演奏していて、さすがだなあと。
師匠の唄は艶や張りがありとても心地よい。
生徒さんのはどこかりきみがあり、声もくぐもってなんだかしっくり来ません。
うつむいちゃってるしね。
でも、純邦楽もなんかほっこりしていいものです。
早くも正月を迎えたような気分で家路に着きました。