一番始めに練習場に入ったため、誰もいない事をいいことにちょいと笛の練習を。
それから太鼓を並べにかかります。
いつもの練習とは違う鏡に直角に置いてみます。
これは演奏用に雰囲気を変える、という事と、録画するために引きが必要という事がありました。
本来は本番用に演奏した動画を事前にチェックし、観客の目にどう映るかを観てみる事ができれば
一番よいのですが、今回は時間がなくてそれはかないませんでした。
次回の練習時に、参考として観てもらうという事はできるかも。
録画に用いたのはノートパソコン、この時にちゃんと録画できたか最初だけ確認してみました。
演奏に参加している時はわからないのですが、動画で確認すると音の抑揚とかがよくわかります。
打ち出しの大太鼓の間隔が開き過ぎというのが動画で確認できたので、それは打ち手に伝えました。
本人も言われて納得していたので修正は本人におまかせします。
今回も笛を担当しているので、吹きながら皆の打ち姿を「冷静に」眺める事ができます。
クレッシェンドのところを大きい動作で打っているベテランがおり、
とても勿体ないのであえて個人名を出し、その点を指摘させてもらいました。
それには周囲もハッとしたようです。
指摘された本人は草創期からいるベテランでプライドもそれなりに持っています。
指摘された時は本人も顔がこわばるのが見て取れました。
それでも後で、本人が「どうすればいいのか」を確認に来ました。
クレッシェンドを体でも表現する、表現する気持ちを持つ、自分で工夫してみる、
を伝え納得してもらいました。
打ち上げのとき、その話が出て、やはり皆も気にしていたとの事、
でも本人は「できないと悔しいから」と言ってくれました。
皆の前で指摘され気分的には不愉快でも、指摘する意図をわかってくれる素敵な仲間がそこにいました。
そういう気持ちで皆が動画を観てくれると、もっともっといい演奏ができるようになると思います。