中学受験程度の国語、そこで改めて感じさせられた事がありました。
ひとつは、日本語の多彩さ。
たとえば「行」という漢字。
ギョウ、コウと読みますね。
一行は「いちぎょう」と読めば文章の一行。
「いっこう」と読めば団体の一行。
また、行く(いく)、と行う(おこなう)とも読みます。
一つの文字で四通りも読み方と意味があるわけで、こんな複雑なコトバを平気で使ってます。
聞いた話では、漢字には音読みと訓読みがあり、漢字は文字通り中国の漢の字で音読み。
音読みで種類があるのは中国の時代によるものだそうです。
訓読みはもともと日本で使われていたことばに漢字を当てたのだとか。
いく、と、おこなう、は元々は別々の日本語だったのに、行という漢字を当てたために一つの文字に
なったようです。
そんな複雑怪奇なコトバを操っている日本人てスゴイと思います。
文字も漢字、ひらがな、カタカナを使い回しています。
ここでもう一つ感じたのは、試験の答案で、間違った漢字で書くくらいなら
平仮名やカタカナで書いちゃった方が正解となる事。
国語はさすがにそれは認めていないようですが理科や数学はオーケーとなっちゃったりします。
窒素を室素と書くくらいならチッソ、とか、ちっ素、と書けば正解。
なんかやりきれないところもありますが、採点は採点となっちゃうので仕方ありません。
人生、試験の点数で差がついて、それで道が決まっちゃうのもセツナイような気もしますが
かといって交通違反で点数稼ぐのも考えもの?