HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:二度目はない

一期一会といいますね。

最初の出会いが最後にもなる、という人生訓、その瞬間を大事にしないと二度目はないかも、と。

ある太鼓打ちが言っていました。この瞬間の演奏に全力投球しないと二度目はないかも知れないと。

一打一打が一期一会、音は二度と戻って来ませんから。


という事もよくわかるんですが、一方では二度目がないとこれもダメなんじゃないかと思う次第です。

味をしめる、と言いますがこれは単純にいいものはいいということ。

というのも新発売の飲み物や食べ物を口にする時、口に合わない、うまいと思わないと

二度目はないですね。

レストランやパン屋さんにしても、味や接客が悪いと「こんな店二度と来てやんない!」

となってしまいます。

たとえ慣れないアルバイト従業員がまずい対応をしたとしても客は許してくれません。

二度目、三度目~のリピートがないと先行きがキビシイという事になってしまいます。

昔の観光地やスキー場の食事処では一期一会の客が多かったのでうまいものに巡り会わなかった。

客は再生産されるので、店側は質にはこだわっていなかったようです。

名物にうまいものなし、と揶揄されたのも同じ理由からではないでしょうか。

今は発想が逆転し、うまいものが名物になる世の中になりました。

集客数を増やすにはいいものを提供する、というのが原則のように思います。

一期千会という事でしょうか。