自主研修会は、指導員としての個人のスキルアップと同時に、教本の内容を教える事ができるようにと
いう目標を掲げ、年に4回程実施しています。
ゆくゆくは指導員同士での指導方法の情報交換や交流ができるようになるとよいと考えています。
北原氏の曲は基本パターンを組み合わせることでいろいろな構成ができるのが特徴で
氏もそれをよしとしています。
巷にある曲は著作権登録をして、勝手に変更ができないようにしてあるものもありますが
氏の曲は逆に自由に発展させ、膨らませることを主眼にしているようなふしがあります。
基本パターンの変更はないので、組み合わせ、反復、パート分け等で様々な表情になり得ます。
教本に載っている夏祭りという曲も同様で、裏打ちや移動しながら打つシーンを挿入したり、
前後でパートを分けたり千変万化させる事ができる内容になっています。
この考え方は曲を創る時もとても参考になり、頭から終わりまですべてが決まりきった曲作りを
する必要性を感じません。
演奏の人数や楽器の数、種類等によって変幻自在する柔軟性に富んでいると言えるでしょう。
また演奏時間の長短も調整できるという側面も持ち合わせています。
これは八丈太鼓にも共通するもので、一旦始まると最後まで一本道で突き進む通常の曲と違い
時間の自由度がかなりあります。
逆に言うと順番を覚えても常にその通りではなく、組み替えられちゃうので演奏の流れを掴むのが
慣れないとタイヘンというところはあります。
慣れるためには練習練習・・・。