練習曲をベースに合奏曲に仕立てられないものか頭を巡らせています。
練習曲の応用発展形とする事で一から曲を覚えずに打てるようになるのではないかと。
基本練習の高度な掛け合いで構成する事で一曲作っちゃおうというムシのいい話であります。
基本は掛け合い。
これのヒントになったのが一人八丈でした。
下拍子を打ちつつ上拍子も打つという事をやってみて、音をつなげて行くという練習になりました。
曲名もすでに考えちゃったのですが、「合歓の歌」。
合歓(ネム)はあい歓ぶと書くので、掛け合いをする楽しさを表しているように思うわけです。
また万葉集に合歓の花を詠ったものがあり、男女の意味深な関係の内容です。
(大体万葉和歌は色恋沙汰?)
昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ
巻8の1461 紀 郎女
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ
巻8の1461 紀 郎女
合歓の花を添えて大伴家持に宛てた一首だそうな。
昼には綺麗な花を咲かせ、夜になればぴったりと葉を合わせて
好きな人に抱かれて眠るような合歓の花。
そんな花を主人である私だけで見ていてよいものでしょうか。
お前さんも一緒に御覧なさいな。
好きな人に抱かれて眠るような合歓の花。
そんな花を主人である私だけで見ていてよいものでしょうか。
お前さんも一緒に御覧なさいな。
とお誘いしている、歌だそうです。
古代の日本は恋愛にかなりおおらかだったようですが、
それはそれとして、太鼓を一緒に楽しみましょうよ、くらいの意味で曲名にしたいとぞ覚ゆ・・・。
まだ全体の構想ができていませんが、少しずつ音になっていけばと思っております。
できあがりが眠たくなるようなものにはしたくありません・・・。