HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

三宅考128:舞台構成

今回は舞台構成には関わりませんでした。

やりたいという人におまかせするのが礼にかなっているものと思い、できるだけ口は挟まないように。

人の意見が増えるほど焦点がぼやけてしまうのはよくある事。


私が構成を考える時はかなり論理的に組み立ててしまいがち、中途半端な事はしたくありません。

全体の流れ、それぞれの力量や見栄え、転換の効果や無理の無い配置、そして何よりテーマを持つ事。

私が担当させてもらった時は、打ち始めに寄せ太鼓が順繰り打ちつないでまず始まりらしい合図を。

そこから1台が打ち始め、1台ずつ増えて行く構成で期待感を煽る。

しばらくは普通の構成で安定感を見せておいて、少し変則ワザを入れたりしながらあきない演出を。

次はガラッと変わって一人ずつソロにて脚光を浴びてもらう、その他の人はもり立て役に回ります。

そしてフィナーレはそれまでの1台の音から7台全部の音になり音圧で聴衆を圧倒して終わります。

テーマは個人と全体の調和、一人一人にスポットライトを当てるところと全体のパワーを発揮する

ところと組み合わせつつ。

この時は全員で打つシーンを実現したく今まで例がない太鼓を7台使わさせてもらいました。

下拍子は最後のテンポが上がりきるところは合わせるのがむずかしいので7台の太鼓のうち

下拍子は一人のみ、その他13人は表拍子を打つ、という構成にしました。

この時の構成はとても評判がよく、今回一人ずつ打つというシーンがとても多かったような印象、

少なからず皆に影響を与えたのではないかと一人にんまりしているわけです。

さて次回の構成、実はもう頭の中ではできているのですが実現するかどうか・・・。