HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考63自分流

今やっている八丈太鼓は大きく分けて、
皆で揃って打てる課題曲の習得とまったくフリーで打つ個人打ちと二つあります。

その中で、トントコのゆうきち、ズドドコのほんばたき、ドッコドッコの橿立てばたき、
トコトコのしゃばたき、と4つの地打ちの種類があり、それぞれの課題曲も用意されています。

私はいまだゆうきちの課題曲の二曲目が完全にマスターできていない状況、それでも課題曲には
豊富なフレーズがあるので少しずつそれが体に入りつつあります。

今は個人打ちのフレーズを増やす事に専念していますが、あれこれ事前に考えて行っても
いざ実践となるとなかなか思うように打てません。

前にも書きましたが八丈は横打ちの太鼓なので、左右の手の使い方をきちんと始末しないとサマになりません。打つ振りを見せるという八丈ならではの特質がそこにあります。

最近は多種多様なフレーズを必死になってつなげるのではなく、一つのフレーズを軸にしてそれを
ふくらませる方法を実験しています。

今日試したのは、ドドンコドンのフレーズを基本に展開させてみました。
ドドンコドンの基本は変えずに、その間にいろいろなものを挟んで行く。

ドドンコドン ドン ドドンコドン ドコ ドドンコドン カッカラ ドドンコドン カカ
(カは縁打ち)
このよさはドドンコドンという基本フレーズに戻る事で落ち着いて打てること、
その結果打ちながらバリエーションを創りだせる余裕が生まれること、
その結果自分でも乗って太鼓が打てるようになること、
その結果聞いている人に楽しさが伝わること。

ドドンコドンの単純なフレーズでも合間のバリエーションをすべて変える事で単調にはなりません。
ドドンコドンのフレーズを忘れないために「どこ行くの?」という口唱歌をあてはめました。

これを試した結果、先生からはだいぶ乗って打てるようになった、というありがたい評価をいただきました。
これに以前から考えている波の構想と、ドンとスドを組み合わせたもの、でまずは自分らしい太鼓を創って行きたいと考えております。

本日の稽古はしゃばたきに重きを置いた内容で 最後にしゃばたきの回し打ちを。
回し打ちは皆が順繰りに入って打ちつないで行くもので、前の人の打ったものをある程度踏襲しながら
自分のオリジナルティの太鼓を打ち、次の人にバトンタッチをして行きます。
私は初めてだったので打つだけで必死でした。

ま、あせらずなおかつ真剣にやっていきたいと思います。