太鼓の構えで観客は演奏への期待が高まる。
この逆もまたありうるわけで、得てしてアマチュアにそれが見られる場合があるようだ。
剣の達人はその構えでわかってしまうようなものか。
先日の稽古で、立ち姿勢のチェックがあった。
腰の微妙な角度を直された。
通常は左足を前、右足を後ろに構える。
腰で上体を支え、肩の力は抜きリラックス。
腰の上で上体は楽に動くようにしておく。
横から見て背骨はゆるいS字を描くように腰骨は前傾気味。
右足は伸ばして腰骨に突き刺さるようなイメージで左右均等に重心をかける。
左足は曲げた膝に重心をかけず、右足とで突っ張り棒のような感覚で腰を支える。
腰は安定させるが固定はせずに上下左右柔軟に重心移動できるように。
下半身の安定と上半身の脱力。
これはまさに剣豪か???
太鼓の構えもこれ!というものは決まっておらず、いろいろである。
この辺も固定的に考えるのではなく柔軟な対応をした方がよさそうだ。