今現在、6月を目途に仕上げたい曲を練習中。
数年前、○○太鼓の講師をお招きして習った曲である。
講師を招く前に、この曲を自分で考案した縦書きの楽譜に書き直してみた。
我々は西洋音楽の影響を受け、太鼓の楽譜も横書きがメインとなっているが
太鼓の口唱歌譜は縦書きのものが優れていると自分では思っている。
なぜならば縦書き譜は右左の手がそのまま譜面に表現されるから、直感的に打ち分ける事が可能だからだ。
一般的な横書きだと、上が右で下が左、とか、マークを付けて○が右で×が左とかの表記をせねばならない。
太鼓を打つ時は、これを読み込んで頭の中でいったん右左に変換する作業が必要になり、
それだけ手間が余計にかかってしまう事になる。
縦書きだと右は右、左は左に書かれているため、わざわざ変換する手間が必要ない。
書かれている通りに左右の手を動かせばよいのである。
初めて見る人も左右の打ち分けは一目瞭然である。
例えばドンドドンドドンドンと表記されていたとしよう。
これからだけだと右左の打ち方は不明。
ドンド ドン 右
ドンド ドン 左
と書かれていればこれはわかる。
これを90度回転して縦にしてみるとどうだろう。
とっても単純明快な口唱歌譜になると思う。
これにニュアンスを伝えるように文字の大きさや太さで音の大小を表現したり
手を回したりの振りがある場合は矢印を付け加えたり。
ま、横だろうが縦だろうが曲のニュアンスが正確に伝わればよい事なんですけどね。