我々の太鼓は中心になる打ち手を親と称してます。
文字通り場所も音も中心となり、打ち始めや打ち納めの時、
発声や合図を出します。
曲のテンポも親が決めます。
その他の打ち手は子と呼ばれ、親に合わせる努力をします。
親は状況を判断し、臨機応変に対応できる力量が求められます。
もう一つの要、それがドカンと呼ばれる鉄筒です。
テンポ、リズムを刻みます。
打ち手はこのドカンの音を聴く事で音を揃える事が可能。
ドカンと親が演奏の要にいないと、音がバラバラになり収集がつきません。
ドカンと親は誰がやってもいいというものではない重要なポスト。
少なくとも打ち手は親とドカンを信頼してついて行く、
親とドカンは演奏曲を熟知していないと務まりません。
親とドカンを練習するのは大切だと思うけれど
本番の演奏ではしっかりした人選が必要。
演奏会は自分たちのためにやるわけではないのだから。