HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:いやなヤツ

押しのけて ばかりいる いやなヤツ


朝の通勤時間、車内は混雑。

隣に立っているおばはんが、しきりにこちらに押してくる。

腕を使ってちょっと様子が普通ではない。

こちらの顔をちらちらと見ている様子が目の端にみてとれます。

なんか変なおばはんだなあと思って無視していると駅に着きました。

そのおばはんは降りるために車両の出口に向かおうとするのですが、

向かい合わせに立っている人をまずは両手でまっすぐグイグイ

と押しだしたのであります。

まるでスモウの立会いみたいに・・・。

押されているもう一人のおばさんも目を白黒させている。

左右どちらかに抜けようとすればよいものを、

関取の高見盛りのように真っ直ぐ押しの一手。

私とその押されているおばさんの目があってお互い思わず

苦笑いをしたもんです。

降ります、とか、すみません、とか一声発すればよいものを、

黙って押しの一手。


ああ、この人は世の中こうして人を押しのけて生きてるんだなあ、

と思わせるちょっと異様な光景ではありました。

不愉快きわまりない人間性が露出しておりましたな・・・。


もしも私を押し出そうとしたらテコでも動いてやらんぞい。