HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

俳句:シチュエーション

「髪洗ふ 子は頑なに 瞼閉ず」

この句も髪を洗っている情景って、自分ではどういうシーンかいなと想いを巡らしてみたとき、銭湯を思い浮かべました。

こちらは湯船に浸かっていて、目の前の洗い場で、小学4年くらいの、真っ黒に日焼けした男の子が髪を洗っている。

こちらは湯船の視点からなので、下を向いて髪を洗っている男の顔が覗けるわけです。

シャンプー山盛りの頭の下にはしわくちゃになるほど固く目を閉じている男の子の顔があります。

ほそっこい男の子の体が、いるかのように光っています。