HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

戦争の正義

戦争は国家間の公認された殺し合い。
国家の命令で戦地に赴き国家のために殉死。
大義名分がなければとてもやってられない、本人も遺族も。
靖国問題が喧伝されているが、靖国神社から歩いてもそう遠くはない千鳥が淵に戦没者墓苑があるのは御存知だろうか。
国によって建設された墓地である。
こちらは無名戦士の墓であるそうだ。
いまだにかつての戦地には「無名」の人々が数多く眠っている。
父や母や兄弟や恋人や妻子を残し、国によって徴兵されて戦地に送られ本来は名前があるのに、国家の為に殉じた「無名」の人々。
信ずるもののために殉じるのは今現在の自爆テロ犯とどう違うのだろうか。
彼等は無名戦士ではない。
テロは国家間で認められている殺し合いの手段ではないが、戦争の狂気が強要する戦死と自爆死と中身はどう違うのだろうか、私には明解な答えが見つからない。