日本は仏教が盛んな国?
盛んと言うよりは仏教が割と身近な国、という感じでしょうか。
今年に入って義妹の49日の法要がありました。
家は真言宗のため、真言宗のお坊さんの読経に続いて参列者で般若心経を唱えたりしました。般若心経を最後まで口にしたのは何十年ぶりでしょうか。
般若心経については解説本なども巷にあふれているので、内容は何となくわかってはいるものの難解である事は否めません。
それもそのはず、日本に伝わっているお経のほとんどは元々は外国語、古代インドのサンスクリット語を中国語で音訳されたものだからです。
真言宗では真言=偽りのない真の言葉を唱えるだけで救われる、あえて言葉の解説はしない、言葉を唱えるだけでよし、とされているようです。
意味は分からなくとも霊力の宿るありがたい言葉?
本当にそうなんだろか?
真言密教はお経をあげる際、金属の器のようなものを棒でかき回すようなしぐさをします。加持祈祷?
いつ、だれがこの作法を編み出したのか知る由もありませんが難解なものをありがたがるところから成立したのでしょうか・・・。
参列者にとってはまったく意味不明な時間と空間ですが、これをありがたやと思っている人もいるのかいないのか。
それはさておき、義妹が亡くなった日の守護仏は薬師如来という事なので、薬師如来の真言を皆で唱えました。
オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
なんじゃこりゃ?です。
仏に帰依する呪文なんでしょうけど、とにかくチンプンカンプンです。
言葉自体に法力が宿ると言われても・・・。
元々は古代サンスクリット語で、
オーン フルフル チャンダーリ マータンギー スヴァーハー
oṃ huru huru caṇḍāli mātaṅgi svāhā
を中国語の音で写し、それが日本に伝えられたもののようです。
意味不明の呪文を無心に唱えるだけでシアワセになれる、というのはイワシの頭も信心から、と同類かと思えます。
仏教の始祖、釈迦がそういうことを人々に説いていたのか、疑問に思ったりします。
真言密教についてちょっと理解が進むかもと検索してみました。
知られざる真言密教の作法、「護身法」とは? | 日本の歴史を分かりやすく解説!! (xn--u9j228h2jmngbv0k.com)
ここで言われる三密加持というのは理解可能です。
仏を強く想って仏の呪文を唱える、印を結ぶ。
仏三昧に浸る行為なんだと思いますが、あまたある仏の世界観は人が考え出したもの、そのものが煩悩の世界なのではないのか、と考えてしまいます。
この世の地獄、この世の極楽はあっても、あの世はないものと思っています。
お坊さんたちは日頃からこういうわかりやすい説法をすべきではないかと思います。
今は三密を避けて三密を行うべく、オンライン説法などをされる事をおススメいたします。