仏教は飛鳥時代に日本に伝わったとされています。それ以来、国を治めるため仏教は為政者によって庇護され発展してきましたが時の政治勢力により迫害されたりも。
明治になり、国の施策で神仏分離が行われ、神道が国の根幹を形作るものとして位置づけられ、外来文化である仏教は廃仏毀釈運動などにより疎外されました。
これは現憲法が外国によって押し付けられたもの、日本独自のものを欲する政府の姿勢に通じるのかもとうがった見方をてしまいます。
しかしながら日本は宗教に関してはとても寛容で、仏教の教えもその精神にとてもよくマッチしていると思います。
よく言われますが、生まれた時は神道で、結婚式はキリスト教、死ぬときは仏教と宗教に関してはもう無茶苦茶。
しかしそれで火あぶりになるという事もありません。
そもそも仏教は釈迦が説いた人生訓であったと思うのですが、後世仏典として集大成されたものと思います。
仏教は釈迦が存命の頃の古代インドバラモン教を元に生まれたそうですが、数ある仏はその後ヒンドゥー教の神々に源を発するものも数多く、日本のお寺でも親しまれている毘沙門天や大黒天も元々はヒンドゥー教の神々です。
日本の仏教は中国からの直輸入ですが、様々な解釈により宗派が存在しています。
念仏さえ唱えれば極楽往生ができる、というわかりやすさは精神安定剤としての宗教の在り方としてはありかなと思います。
仏を念じて念仏を唱える事で=仏のようなステキな存在になろうと自ら思い込む事で精神の安寧を得る、と解釈しますが、一心に念仏を唱える事で宝くじが当たったり、金回りがよくなるとかは決してないかと思います。