先日、いろいろなチームの演奏のビデオを観る機会がありました。
以前から気になっていたのですが、和太鼓の演奏において太鼓の「音色」に
気を使っていないチームの多い事・・・。
太鼓演奏には長胴太鼓が主流ですが、桶胴太鼓も使われる事が多くなりました。
長胴太鼓は太鼓の皮を鋲で止める構造で、余韻のある打撃音が特徴です。
桶胴太鼓は皮を紐で引っ張って止めるためか、どちらかというと濁った音がします。
また、紐の締め具合で調律が可能。
この「音色」の違いをきちんと活かしているチームと、長胴太鼓の代わりに桶胴太鼓を使っていると
思われるチームがります。
作曲や編曲の段階でそれがちゃんと意識されていれば音色の違う楽器をないまぜに使うという事は
ないのではと思います。
この音が欲しいから、この音が必要だからこの楽器を使う、という事が理解されているか・・・。
例えば交響曲の中ではトランペットとホルンはそれぞれの音色を活かした曲作りがなされています。
ホルンの代わりにトランペットを使うというような乱暴な事はしません。
太鼓も同じだと思います。