73年前の8月16日の朝はどんなものだったのでしょう。
そこから一夜明けた国内の様子は・・・。
戦争が終わったという安堵感、虚脱感、戦争に負けてしまったという絶望感、
これからどうなるんだろうという不安感、恐怖感、
神国日本は鬼畜米英に対し徹底抗戦するという焦燥感、緊張感・・・。
おそらく今日のような晴天に恵まれ、焼け野原になった国土の上には青空が広がっていた事でしょう。
今の世の中、とっても便利で1945年8月16日の天気も簡単に検索できちゃいます。
それによると東京の最高気温は32,0℃、最低気温は23,1℃、前日の15日よりほんの少し低めです。
降水量のデータは記載されていませんが恐らく快晴であったかと。
空爆や空襲警報の音もなく、果たして静まり返っていたのか、
蝉や犬や猫の鳴き声すら聞こえなかったのか・・・。
日本が一度も戦争に負けたことがないという戦争神話が、
日本が戦争に負けるはずがない、という思い込みに発展して行き、
軍部の暴走が国を破綻させたように思います。
そんな思い込み、信じ込みが取り返しのつかない事態を招くことを歴史から学ぶ必要有りかと。
アメリカなどは執拗に情報を収集し、先の先を読んでいた。
原爆の正確な効果測定のため、候補地には空襲を控えていたという事も明らかになっています。
悲惨な戦争を体験して73年、日本がなぜ無謀な戦争に突入したか、
を明らかにして次の世代に引き継ぐ必要があるように思います。