太鼓を打つ基本動作、脱力はとても大事です。
また、バチと腕がムチのようにしなる動きも同じくとても重要です。
初心者の人はどうしても強く打とうとして、力に頼っちゃうようなところがあります。
手を高く挙げて、天井に垂直に刺さったバチを引き抜くというイメージはわかりやすいと思います。
これは太鼓を3年くらい続けると、体感的になんとなくわかってくるようです。
しかし、同じ動作を胸の高さからやると、ちょっとわかりづらいのかも知れません。
打つ、のではなく引く感覚、と言うと、打った後に手を後ろに引いたりとなかなか理解できません。
動きのイメージとしては、五寸釘を糠床に手裏剣のように投げて刺すような動きと思います。
糠に釘、という諺がありますが、それが意味するような、なんとも頼りない伝授法・・・。
この動きを伝えるための方法を何か考えて見たいと思います。
しかし、今の時代、糠床を知っている人の方が珍しいのでは?
糠に釘、というのは糠床に釘を打つ、という解釈でいいのかな?
この場合、糠そのものに釘を打つ、ことを言うのかはっきりしません。
まあ、糠は漬物の糠床が日常的にあったことを考えると、糠床に釘を打つ、と言う方が正解かもです。