HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:交渉

 交渉は 交換条件 ちらつかせ 

南北首脳会談、共同宣言なるものが発布され、朝鮮半島における長い戦争の終結が期待されます。

今までと異なる北朝鮮の変わり身の速さが気になるところですが、結果オーライという事でしょうか。

それにしても日本は拉致問題を真っ先に解決しなければならないのに、

他国頼みの外交手腕、お粗末の一言。

本気で解決するつもりなら自ら乗り込んで行って日朝首脳会談くらい実現させなさいな、

と思うのは野次馬根性の発想でしょうか。


圧力をかける、というのは条件交渉の方法の一つで、

経済活動を阻害する事で相手を窮地に追い込み、どうだ苦しかろう、

その苦しみから逃れたいのならこちらの言うことを聞いてもらおやないか、と言う感じですかね。


条件闘争と言いましょうか、

海外でお土産を買う時など、相手(売り手)はこちらの買う気がどれくらいかを推し量ってます。

それは目の色を見ればわかるようで、欲しそうな目をしているとふっかけてきます。

値切り倒す方法としては、欲しいと言う素ぶりは絶対表に出さないこと、

やはり相手の売り気を見極めることです。


日本でも市場やスーパーなどで、閉店間際に生鮮食品が半額になったりしますが、

あれは店側は売り切りたいがための処置で、特に魚などは翌日に持ち越せない事情があります。
(ま、売れ残ったら加工食品に回すという方法はありますが)

そういう事情がない商品は翌日も同じ値札がついたままです。

この売り手と買い手の条件の折り合いが交渉ということなんだと思います。

先のお土産でも、売る側はその日の目標を達成していればあまり値引きには応じてくれないし、

その日にあまり売れていなければ大きく値引きしてでも利益確保のため売ろうとします。


買い手の最後のとっておきの魔法の言葉は、

「じゃあね、ほか行くわ」という冷たい一言。

どうしても売りたい場合はここで引き止めるという熱い行為に出てきます。

これが逆だと、足元を見透かされ、高い買い物をさせられる羽目になってしまったりします。


交渉では、いかに条件の量と質を持っているかが鍵となるようです。

その意味では、核兵器を自ら開発して保持し、その脅威を見せつけつつ、

一方では親類縁者を粛清する冷徹な北朝鮮の独裁者の交渉術はしたたかだと思いまする。

それに引き換え、圧力ばかりを強調し、対話の模索をしなかったABちゃん、

これからどーするんでしょう?