太鼓基礎打ち練習曲「歓喜」、かれこれ4年くらい加筆修正しています。
まだ完成していませんが、公認指導員会で持ち曲の一つとして練習を始めました。
太鼓は単音の連続で構成されていますが、その意味ではデジタル信号。
音があるところとないところの連続=パルスと言えます。
●○●○/●○●○/●○●●/●●●○
これを口唱歌に直すと
ドンドン/ドンドン/ドンドコ/ドコドンとなります。
これだけだと音楽にならないので、パルスに強弱をつけて表現します。
●○●○/⚫︎○⚫︎○/●○⚫︎⚫︎/●●●○
太鼓は大きな音が出た方が太鼓らしい、ということで大きな音で演奏しがちです。
打っているとそれに興奮してどうしても音も大きくなってしまいます。
でもそれだと自ら表現することを捨てちゃっている感じがします。
太鼓らしさは音の強弱の表現と言っても過言ではないかも。
その強弱の表現を「歓喜」には取り入れています。
その1、横の強弱
これは右と左の強弱の打ち分けで、ドツドツドツドツ(ドは右で強くツは左で弱く)
ツドツドツドツド(右は弱くは左は強く)の二種類。
右利きが普通なのでどうしても左が弱くなりがちです。
その2、縦の強弱 縦の強弱とはクレッシェンド、デクレッシェンドです。
時間軸の強弱と言えるでしょうか。
この横の強弱と縦の強弱の表現ができると音楽的になると思います。
ここで大事なのは弱といっても決して弱い音ではなく、
音量は小さくても粒だちがはっきりしていること、
集中して小さい音を表現するという気持ちが大切です。