HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:南スーダンより転進

 情報を 隠し権力 護られる 

森友学園の国有地払い下げ問題で世間がにわかに騒がしくなっている隙に、
政府によって、南スーダンから自衛隊を引き上げるという決定があっという間になされました。
それまでは、駆けつけ警護だなんだかんだと残留の屁理屈をこね、
あれだけ引き揚げを渋っていたのにねえ。
なんであわてふためいてさっさと引き揚げる事にしたのでしょう。

廃棄されたという自衛隊の日報が出て来て、そこには戦闘があったと記されていたとか。
国会答弁で通常の戦闘とか、法的な戦闘とか言っている場合ではなく、
このままだと死傷者が出て、心情的に国民の声が自衛隊派遣に批判的になる可能性が
高まったが故の判断だと思われても仕方があるまいて。

それにしても、今回の情報隠し、とても嫌な感じ。
上層部や政府の体面を保つために現地の自衛隊員の生命を軽んじているのでは?

情報隠し、先の大戦で軍部がやっておりました。

大本営発表
平成二十九年三月、南スーダンノ戦闘沈静化ニ伴ヒ、派遣部隊ノ日本本土ヘノ転進ヲ決定セリ。
現地首都ジュバニオヒテ若干ノ砲弾ノ着弾ガ認メラレルモ、コレ法的ナ戦闘ニハ非ズ。
君、モシクハ君ノメンバーガ捕ヘラレ、アルイハ殺サレヨウトモ
当局ハ一切感知シナイノデソノツモリデ。ナホ、コノ文書ハ自動的ニ廃棄サレル。

一部、スパイ大作戦になっちゃいましたが、情報隠しは権力者のやりたがる行為です。