HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

タンカ:蛍雪の友

蛍雪の 友とならずに 悪友は 挙げ句の果てに 軽率の友

蛍雪の友、故事では蛍雪の功、というようです。

語源辞典をひも解いてみると

古代中国は晋の時代(265~420年)、灯りの油を買う事もままならない苦学生
車胤(しゃいん)は夜な夜な蛍を集めてその灯りで書を読んで勉強し、
また孫康(そんこう)は窓辺に雪を積んでその雪明かりで学問に励んだとか。
ともに晋の後期、東晋時代の人でこのように貧困の中学問に励み、
やがて中央政府の高官に取り立てられてその実力を発揮したそうです。

蛍雪の功はそういう苦労を重ねて学問に励み、功績をあげる事をいいますが
現代っ子は、蛍は点滅するので本読めないっしょ、とか、
蛍の季節はあっという間とか言いそうです。
また雪は冬しかないので夏はどーする?とか。

これ調べていて、卒業式で歌われる蛍の光、窓の雪♪というのが

実はこの蛍雪のことを言っているというのを今回初めて知りましたです、あは。