HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:頂点

 頂点に 立って下りの 時を待つ 

女子レスリング、オリンピック4連覇を狙った吉田沙保里選手が敗れました。

33歳、206連勝記録は偉業としか言い様がありません。

恐らく最後になるであろうオリンピックで金メダルではなかった事は

本人が一番がっかりだったと思います。

それでもオリンピック3連覇の名誉が傷つくわけでもないし

常に彼女の背中を追って育った他の選手達が金メダルを獲得したことは

まさに金メダルものでしょう。

いかに頂点に君臨していたとしても、いつかは敗れる時が来るもの、

山の頂きに立ったらいつかは下りなければならないのと同じでしょう。

頂きに立った人にしか見えない景色があるのでは、と思いますが

それを無言有言で後輩達に伝えていたのではないでしょうか。

よく頑張りました。

 メダルにも 銀の涙を 浮かべたり