HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:ラスト二回

10月11日の深沢神社秋の例大祭奉納演奏まで残すところ二回の練習となりました。

今回はそのうちの貴重な一日練習。午前中集まったのは6人!そのうち半分は新人さんでした。

演奏参加者は13人、これで大丈夫かいな本番・・・。

午後になって入れ替わりの人がいて、それでも9人、うち2人は演奏に出ません。

ま、とにかくいる人で練習するしかありません。

太鼓の配置はあらかじめ考えておいた物を皆に配ります。

始まりは奉納にふさわしい口上付きの御諏訪太鼓のおごそかな曲「飛龍三段返し」、

二番目は向かい合った二台の斜め台を打つ動きのある「とんばね太鼓」、

三番目はかなり打ち込んで来ている「感謝」

四番目は演出効果を意識した「虚空」

最後はにぎやかに「祭り」でしめます。約30分間の演奏。

まずは5曲を一通り演奏してみて時間を計ります。

やりながら大体の配役を配置表に落として行きます。

今回の練習では、配役は決め打ちではなく、自然発生的に本人にまかせるという方法をとりました。

行く行くは、「いつでも、どこでも、誰とでも」、どのパートも均一に打てるよになること。

そのために、人数が少ないのを逆手に取って、皆でぐるぐる回りながら各パートを経験する、

という事をやりました。山口百恵の「誰でも一度は経験するのよ~♪」ですね。

人数が多かった時期は、できる人たちだけがそのパートを独占し、そのために他の人は

いつまでもそのパートができない、ゆえにいつも固定メンバーになる、という悪循環がありました。

少ない人数では各人オールマイティに近いレベルが要求されます。

そういう練習を重ねる事で曲への理解も深まります。

基礎打ち曲で毎回練習しているのですが、回しとクレッシェンドが相変わらず苦手。

回しの部分は全体の流れではなく、自分のパートだけ打とうとするのでどうしても遅れがちに。

締め→長胴→大太鼓の三つのパートの回しを一つで捉まえてくれればいいのですが、

自分のパートが回って来たらそこだけ打とうとします。

流れを打つ事を練習する必要がありそうです。

次回は全員で流れをやってみるのがよさそうです。

流れで打てるようになったら、人のパートの部分を音に出さなければいい、という方法を試してみましょう。

演奏会が近づくと、本番練習ばかりしたくて浮き足立って来ますが、

こうした地道な練習を積み重ねる方が重要だと思っています。

技術的問題点を克服する、表現の根本を理解する、という事をして練習しないと

何十回練習してもそれは練習しているつもりでただ回数を打っているに過ぎません。

新人さんは曲を覚える事が最優先なので、まずは回数やることですけどね。


今回の曲構成は全体の流れと、観客を飽きさせないための演出を入れ込んで見ました。

使用する楽器も太鼓だけではなく、チャッパやドラも効果的に使うとか、

今までとは違う演奏を披露できればと考えておりますが、さてどうなります事やら。