HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:集団

 提案を せずに批判ばかりする 

世の中にはいろいろな人がいて、押し合いへし合い、なかなか思うように進まない。

でも、それだからこそ間違った方向に突っ走る事が牽制されるのかもと慰めてみたり。


二人以上集まるとそこからはもう集団になるわけで意見の相違はあって当然、

だって一人の時だって自分の中で意見の相違、葛藤はあるわけだから

集団ではえらいことになるわけです。

十人十色なんて言いますが、私に言わせれば十人百色、

同じテーマで歌を詠んでもそれぞれ見方が違う百人一首みたいなものです。


集団の中には自分でアイディア出さないのに、人の意見にケチばかりつける人がいたりします。

世に言う批評家精神にあふれているというか、まあ批評家ですわな。

批評ばかりしていても自分はこうしたい、こうすべきという主張がない限り

たいがいは議論は空回り、時間の無駄となることが多いようです。


批評ならまだしも、批判家と呼べる人もいちゃったりします。

始末に負えないのが人を好き嫌いで判断しちゃう輩。

独断と偏見であえて言わせていただくと女性に多いような気がします、この手の人。

坊主憎けりゃハゲみな憎い、とばかりにとにかく気に食わない人を否定してかかる。

こうなると集団は分裂、空中分解を余儀なくされる事も。

そこには好き嫌いだけの不毛な感情論しかありませんから。

 袈裟憎し 坊主頭の 不毛なり 

こういう場合はいくら身のある提案しても無駄、決して受け入れられることはありません。

ホットな感情論より冷徹な損得勘定論で動いてもらった方がなんぼかましかもと思います。


でも、そうしたもつれた状態をスッキリさせる魔法のことばがあるんです。

それは「あなたはどうしたいの?」という一言。


この一言に自分の意見がない批評家は絶句し、批判家は我に返る事が多いようです。

「私は」こうしたい、というありがたいお言葉にはそれ相応の責任が伴いますから。


会議は堂々巡りより堂々と意見を戦わせて欲しい・・・。

 堂々は 巡り会わずに 渡り合え