某テレビ番組で聖徳太子の事をやっておりました。
載っていたのは覚えていますがその内容については不明のまま、
知っているのはよく引き合いに出される「和を以て貴しとなす」くらい?
なにせ今から1400年も前の事ですからねえ、わからなくても当たり前かも知れません。
現代はちょいと検索すれば大概の事は調べられる便利な世の中になりました。
ちょいとぐぐってみると、ありましたありました、全文に目を通してみるとなかなかいい事書いてあります。
十七条の憲法は役人に対しての戒め書のような性格のもののようです。
戒めているという事は裏を返せば役人が腐敗していたという事になるのかも。
しかし、今も昔も人との関係は同じと見え、その十条には思わずうなずいてしまいました。
十にいう。憤りを捨て、人が違うことをしてもそれで怒ったらあきまへんで。人にはそれぞれに考えがあり、それぞれに自分がこれだと思うことがあるもんや。相手がこれやいうても自分はせやないと思い、自分がこれこれと思うても相手は違うと思うものや。自分が必ずしも道理に通じているわけではないし、相手が必ずしも愚か者というわけでもあれしまへん。皆凡人なんや。そもそもこれがよいとかようないとか、だれが決める事ができるん?だれもが賢くもあり同時に愚かでもあるちゅうことや。それは輪っかに端がないようなもの。ほんで、相手が怒る事があっても、自分に過失があるんちゃうかとかえりみなあかん。自分ではこれや思うても、皆の意見にしたがって行動しなはれ。
という内容です。
1400年経っても、人はちっとも賢くなっていないもんだなあと改めて思うわけであります。