とりあえず一軒目
一通り飲み食いして、そろそろ河岸(かし)を変えようか、と二軒目へ。
三軒、四軒とはしご酒。
しまいには終電がなくなって、仕方が無い、朝までやるか・・・。
そんなスーダラ節みたいな時代もありましたっけ。
一軒目は低予算でまずは腹ごしらえ飲みごしらへを、
空腹感が満たせたら場所を変えてちょっと落ち着いて、
ここらで帰る人は帰り、さらに飲み直し、
かなりできあがったら、勢いで知り合いのクラブへ・・・。
奥方たちに言わせれば、何やってんだかねえうちの亭主は・・・と。
ところで河岸を変える、の河岸ってのはなに?
ちょいとググってみると河岸は物事をする場所、とかいう意味があるそうな。
なるほど、と納得しそうになりますが、江戸時代、新吉原に河岸見世というのがあったそうです。
格式の低い遊女屋で、お歯黒どぶという川岸の両側に建ち並んでいたとか。
どうもこちらの方が河岸を変える、という語源にはそぐうような気がいたします。