HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:うんのつきノススメ

基礎打ちの練習曲を作っているとき、どうすれば一定のテンポを刻めるのかを考えてみました。

結論はうんのつきノススメ?!

太鼓の記譜はこれといって決まったものはありません。

一般的にはオタマジャクシ、♩の五線譜横書きが使われますが単純に文字だけのものも。

太鼓には例外を除いて音の高低はないので五線譜を使うまでもありません。

ドーンドンドンとかドコーコドコーコとか、かなりアバウトな表記で事足りる場合が殆ど。

太鼓は一拍を32分音符くらいまで打てますが細かいのは16分音符が一般的?

この場合は一小節の中に音が16個、8分音符だと8個、4分音符だと4個、2分音符だと2個、

全音符だと1個入ります。

これを太鼓で打つと全音符はドーーーーーーン(1打)2分だとドーーンドーーン(2打)、

4分だとドンドンドンドン(4打)、8分だとドコドコドコドコ(8打)、

16分だとドコドコドコドコドコドコドコドコ(16打)。

オタマジャクシでないとドンもドンドンも見分けがつきませんね。

ゆえにドーーンと書いたりするのですがこれでもそれぞれの感覚に頼るのでその長さはまちまちに。

ドーーンドーーンドンドンを皆できっちり揃えるのはかなり大変で、

音の長さの共通の認識が必要不可欠です。

そこで登場するのがうんのつき。

オタマジャクシでいうところの休符を聞こえない音で打つわけです。

ドーーンドーーンドンドンはドンうんドンうんドンドン。

太鼓は実際ドーーンと打ってもドンと打っても聞こえる音は同じです。

打っている人が感覚的にドーーンと打っているつもりなのだけれど実際に響く音はドン。

という事はドンうんと打っても聞こえる音は変わりありません。

感覚でドーーンと長さを決めるよりドンうんで刻んだ方が長さを揃えやすくなると思う次第。


基礎打ちではその長さの感覚を体に入れる事ができるように

ドンうんうんうんドンうんドンうんドンドンドンドンドコドコドコドコという表記にしてみました。

打たないところもきちんと数えるわけです。

これはオタマジャクシ表記でも同じで、拍数を数えるくせをつけると一定のテンポで

刻めるようになると思います。

フレーズが細かい部分になるとたいがいの人が走りがちになりますが、

この「うん」を数える事で走り防止になるのではと。

「うん」をつけること、オススメです。