湯たんぽに残るほのかな温さかな
一昨年の冬から湯たんぽを愛用しております。
就寝前に湯たんぽを布団の中に放り込んでおくと足下は極楽の様子を呈します。
翌日、湯たんぽはとんがった熱さは影をひそめ、こたつの中で長ければ夕方までほんのり暖かさが
残っています。
お湯はガスストーブで供給できるので一石二鳥、湯たんぽのおかげで快眠快食?!
子供の頃は暖房と言えば火鉢やこたつ、朝に炭をおこすという清少納言のような生活ぶりでした。
顔を洗う時は水道水は手が切れるような冷たさ、文字通りヒビやアカギレで手が切れていたり・・・。
そういうときは湯たんぽの残り湯をアルマイトの洗面器に注いで、冬は朝、やふやふ温き思ひにて
顔を洗ひ給いたることいとをかし、という暮らしぶりでありました。
温故知新、電気なるもの使はずして、冬を乗り切る先人の知恵の冴え温し。