HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考62フレーズの作り方

八丈太鼓は決まった曲というものがなく、下拍子に乗って打ち手が自由に叩く太鼓です。

自由に、というところが最大の特徴で、魅力的な太鼓です。

一台の太鼓を下拍子一人と上拍子一人で打つとてもコンパクトでシンプルな太鼓ですが

そこから紡ぎだされる太鼓は無限と言っていいほどの響があります。

打ち手によって違う個性、音色や打ち姿もそれぞれ、フレーズの組み立て方にも個性が反映されます。

さて、この自由に打つ、というのは簡単そうで誰にも打てそうですがどっこい、

曲をメインに打ってきた人にはなかなかにムズカシイ代物であります。

いきなりソロですから。

思いつくフレーズをつなげて打つ、いやその前にフレーズを思いつかないと・・・。

フレーズのバリエーションも少ないと打っていても見ていてもつまらない太鼓になってしまいます。

今の教室に通い始めて1年経ちますが、いまだに自由に太鼓を打ちこなせておりません。

いろいろ考えていろいろチャレンジしてきたつもりですが、なかなか。。。

先日風呂に入りながらフレーズの研究をしていたのですが、

複雑なフレーズを準備しなくともいけそうな事を思いつきました。

とってもシンプルでとっても複雑に聞こえるその手法とは?

それはたった二つのフレーズの組み合わせで音を創って行くというもの。

例:ドンとスドの組み合わせ。

ドンドンドンドン ドンドンドンドン 

ドンスドドンドン スドドンドンドン

ドンスドスドドン スドスドドンドン

スドドンスドスド スドスドスドドン

スドスドスドスド スドスドスドスド

おわかりのように4拍の中にドンとスドを配列するのみ。

これに左右の手をどうつけるかを検証すればそれだけでかなりのバリエーションになります。

例えばドンドンドンドンを打つ場合(右をドン左をどんで表記)

ドンどんドンどん ドンドンどんどん どんドンドンドン どんドンどんドン・・・

これにバチを回したりの振りをつけるとそれだけでもかなりのバリエーションが生まれます。

これには理論と実践が伴いますので、さっそく試してみたいと思います。