HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考40横打ちの特質

先日は八丈の稽古を早退しましたが、先生からいろいろアドバイスをいただきました。
 
まずは課題曲において、右手と左手をきちんと打ち分けること。
 
右手で入るところを左で入ると(逆もまた然り)形も音も乱れる。
 
課題曲は型が決まっており、その音を出すための型になっているのだから当然といえば当然。
 
左で打つべきところは左で、右で打つべきところは右で打つべし。
 
八丈のように横打ちは左と右では形も違うし、役割も違う。
 
今までのように伏せ打ち(太鼓を水平に近い位置で両手で打ち下ろす)だと、
 
左右均等な音を出せるよう稽古をしますし、変な話右手と左手の順番を間違えても音には影響しません。
 
伏せ打ちでは右も左もイコールの関係なんですね。
 
ところが横打ちだとそうは行きません。
 
打ち方によっては右が間に合わなくなったり、カタチとしての振りができなくなったりする場面が出てきます。
 
八丈の場合、音を出すためのカタチがある場合が殆どなので、カタチが崩れると音に影響してしまいます。
 
自由打ちではなんとかつくろってまだ補完できますが、課題曲ではボロボロになってしまいます。
 
右手と左手の順番、まずは覚え込まないと合格点に達しません。
 
いろいろなフレーズとそれに対応するカタチをものにすれば後は応用がききます。
 
自分の引き出しをいっぱい持つ事、引き出しの開け方を身につけること、まずはこれですね。