八丈太鼓のバチ、自家製です。
ホームセンターでホウの丸棒をみつけ、試しに作ってみたのが4年前。
大太鼓用にと思ったのですが、大太鼓を打つにはちょっと軽い。
しばらくその存在を忘れていましたが、八丈太鼓を新たに習い始め、
手持ちのバチがどれもしっくり来なかったので試しに使ってみました。
使ってみると太さはぴったり、ちょっと長い感じがしたので1センチほど詰めました。
42センチ、径は23ミリ、重さは不詳。
それでももうちょっと重さが欲しい感じです。
場合によっては太鼓に負けちゃうような気がしてます。
先日ホームセンターでまた丸棒を手に入れたので新たに作ってみたいと思っています。
自分にぴったりくるバチ探しの果てしない旅です。
私はバチを新しくおろした時はその年月日と自分の名前をバチに書き入れるようにしています。
バチの寿命がわかるのと、練習場で自分のバチが行方不明にならない事以外に
もうひとつ大事な要素があります。
文字の書かれている面が常に自分の正面に来るようバチを持ちます。
文字を書く面は木目が縦になる位置。
これでバチが太鼓の面に当たる時に、木が一番強い縦の木目の状態を保つ事がでるわけです。
打面に対して木目が平行ではなく直角になるような目印。
バチが折れるのは太鼓の縁に当たった時が多いのですが、
折れたバチを見ると木目に沿って割れている場合が殆ど。
一番強い木の性質を知っていれば、バチを折る事も少なくなると思います。
その意味ではバチもやはり生き物と言えるかも知れません。
バチを握る向きもちょこっと工夫の余地があるやも知れません。