HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本:鼠小僧次郎吉の墓

両国にあるお寺回向院(えこういん)。
 
隣には赤穂浪士の討ち入りがあった吉良邸があります。
 
もともとは江戸時代の振袖の大火の犠牲になった無縁仏を弔うために建立されたお寺とか。
 
詳しくは
 
かつて小塚原の刑場があった南千住にも別院があります。
刑場の露と消えた有名人たちの墓が今に残ります。
 
さてこちら両国の回向院には義賊鼠小僧次郎吉の墓がある事で有名。
写真は10年前のものなので画質悪いですがご勘弁。
 
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後ろの丸い石のがお墓。
墓の前に墓がある奇妙な姿。
 
立て札には「お前立ち」を削るようにとあります。
手前の四角いのがお前立ち。
 
端っこが削り取られていますね。
これはなかなか捕まらなかった義賊次郎吉への庶民信仰があったとみえて、
その御利益にあずかろうと墓石を欠いてお守りにする人が絶えな(かった)そうです。
今でも墓石を欠く人がいるようで、お寺も知恵をしぼって欠くための石を墓の前に建てたようです。
 
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裏手に欠かれてやせ細った墓石がありました。
元々小さい墓だったようですがこんなにちっちゃくなっちゃってます。
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鼠小僧次郎吉は大名屋敷から千両箱を盗み出し
小判を江戸庶民の家に投げ入れたという大泥棒だったわけですが
その墓石を欠いて持ち去る行為も墓石泥棒???
 
墓が削られて無くなっちゃうというのもハカナイ話ではありますです、はい。
 
 
現況がどうなっているのか、また訪れてみたいもんです。