HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:秩父屋台囃子

本日は月に1回程度の秩父屋台囃子のワークショップに参加。
 
3時間の講習ですが生徒は4人、大太鼓、締めとも打ち放題(!?)状態です。
 
まずは大太鼓のコロガシを入れたものを一通りやり,
 
それが終わると入りからぶっ切りまで一人で打ちます。
 
音にもアクセント、メリハリをつけて途切れないように。
 
つなぎのところがうまくないと拍子が裏返ってしまったり。
 
コロガシが入るとフレーズが複雑になりまた新たに曲を覚えるのと同じになりますね。
 
屋台用のバチは専用のものを使用、かなり太くて短いものを使います。
 
恐らくせまい屋台の中で打たねばならない制約からと、
 
コロガシを多用する事でバチが細かく振れるよう短くなったものと思われます。
 
それでも大きな音を出すためにバチの重量を確保するため太くなったのかもしれません。
 
(ひょっとしたら逆で短いバチゆえに細かいフレーズが生まれてきた?この辺は知識がないのでわかりません)
 
 
どちらかというと左手でアクセントの音を出すような打ち方で打つときは打面を観るようにと。
 
鼓童の屋台はかなり舞台用に編纂されているようで、そのきつさゆえ体を痛めてしまう研修生もいるとか。
 
しかしフレーズの多様さは日本の太鼓の中でトップクラスでしょう。
 
各打ち手の自由度が高く、フレーズや長さはこれと決まったものを打つわけでもないようです。
 
基本の流れ、フレーズはありますが、装飾音を入れたり回数は各人の裁量にまかせる太鼓。
 
楽譜通りにガチガチに演奏する事はないようです。
 
そもそも屋台囃子には楽譜も口唱歌も存在せず、子供の頃から耳にしながら打てるようになるようです。
 
 
下拍子を受け持つ締めも途中、玉入れという細かなフレーズを打つところがあります。
 
これはまさにフレーズの塊みたいな感じです。
 
実際お祭りの時に屋台が辻で方向転換を行う時に打たれるもので、アイドリング的な感じ。
 
屋台の方向転換が終わり、いざ出発進行!となる瞬間大太鼓がドドドドドドドドッと打ち出します。
 
あたかもそれがエンジン音のように屋台が動き出す。
 
祭りの太鼓の真骨頂ですね。
 
 
さて屋台囃子も来年の春の発表があるそうなのでそれを目指して出発進行!!