HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:楽しんでもらえるか

私が所属しているグループは太鼓演奏の機会には恵まれている方だと思います。
年間6ステージくらいは必ず出演。
これは先輩達やお世話になっている高校の和太鼓部顧問の尽力があってこそ。
 
しかし、この恵まれた環境が演奏会はあって当たり前、出て当たり前となっちゃう危険性をはらんでいます。
自分たちの力でステージを確保したわけではありませんから。
 
結果、下手をするとステージを待っている観客の事を考慮しなくなってしまう。
 
八丈太鼓のように自分の家で娯楽として仲間と楽しむのならいざ知らず、
演奏会では自分達の演奏を観客に届けるわけでありますからして。
 
自分たちの太鼓の演奏で何をメッセージとして伝えるかをきちんと認識すべきだと思うわけです。
各演奏会のテーマなり、目標を明確に設定して練習すること、本番でうまく演奏しようとするより、何を伝えたいかを重要視すべきだと思います。
皆でこういう事を観客に伝えようと言う認識のないまま練習し、演奏しちゃうのはとても嫌なんです。
 
テーマは単純に音の大きさでもよいし、バチがきれいに揃っているのでもいいし、
はでなパフォーマンスでもいいし、場つなぎの澄んだ笛の音でもいいし、
くったくのない笑顔でもいいし、元気な掛け声でもいいし、
豊富な音のバリエーションでもいいし。
 
観客に楽しんでもらえる、感動できるポイントは何?
 
ただ判然と打っていてもしようがないと思うのであります。
演奏会は自分たちの発表会でもないですし。

故に自分だけでもポイントを決めて演奏会に臨むようにしていますのだ。