HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本:松山の旅その2道後温泉

イメージ 1
 
 
1894年(明治27年)に建てられた木造三層+塔楼を持つ国の重要文化財
昭和天皇が湯浴みされた(1950年)という由緒ある温泉です。
温泉としては万葉集にも登場する日本最古級のものとか。
 
左下の写真は裏側の景観。
(宿はちょうどこの建物の裏手、部屋から温泉館が一望できます)
 
左側の瓦屋根が一般客用、右側の銅板葺きの風格のある棟が皇室用。
皇室の出入り口はこちらになります。
 
一休みしてからいざ温泉館へ。
宿で支給された入浴券を握りしめ、1階の神の湯へ。
男湯は東と西の二箇所、同じつくりの浴場があります。
浴室前室には2階、3階の休憩部屋からの階段があり直接アプローチ可能。
 
浴槽は石造りで90センチくらいの深さがあり(通常は60センチくらい)
中途半端な姿勢で湯につかることになりますが、
深い浴槽はそれだけ水圧がかかり、遍路でうっ血した足を癒してくれるのやも。
湯は熱め(46℃)で、交感神経を刺激してスッキリ。
源泉は40℃くらいで湯量もそう多くは無いのだとききました。
西の浴場の洗い場床面に源泉位置を示すプレートがあります。
無色透明無味無臭の単純泉
もっと詳しく知りたい方は

http://www.dogo.or.jp/pc/honkan/index.htm
 
 
塔楼部では時の太鼓を朝、昼、夜と打っています。
どん どん どどーん というような意外とあっさり系。
夜はかなり長いなと思って聞いていたらどこかで太鼓演奏をしていた・・・。
 
本館前には観光用人力車や、青い目のお遍路さん、地元の入浴者、観光団体やらで
にぎわっております。
あちこちに白鷺の彫刻がありますが、昔、傷ついた白鷺がこの温泉でその体を癒したという伝説にちなんでいるそうです。
塔の白鷺の頭はもっぱらハトの休憩場となっておりましたが。
 
資料によるとかつては商店街と本館の間を車道がはしっていたそうで、
今は迂回路が整備され、歩行者が車道を横断せずに直接本館にアプローチできるように
なったそうです。
道後温泉郷は観光客の減少にともない宿泊施設も以前の三割減、なかなか厳しいものがありますが、
観光地で感じるのは街歩きの楽しさがあるかどうかという事。
 
街の景観についてはまた書きたいと思います。
ゆたり歩く事を優先する街づくりはこれからの観光地には必要不可欠ですね。
 
ゆたり行く 温泉手ぬぐい 伊予の春