HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

本日:放射能についての知識認識

福島第1原発の事故で、周辺地域の農産物や水道水、雨などの降下物から
放射性のヨウ素セシウムといった放射性物質が検出された。
 
 Q 「ベクレル」って言葉を聞くけど何?
 A 放射性物質は原子が崩壊して放射線を出します。
放射線を出す能力を放射能といいますが、放射能の強さや量を表す単位が「ベクレル」です。
1秒間に原子一つが崩壊すると、1ベクレルといいます。
 
 Q 1ベクレルってどのくらいの量なの?
 A ラジウム温泉1リットルでおよそ10万ベクレル、人も体内に放射性物質を含むため、
人体全体で約6千~7千ベクレル、たばこの灰1グラムで約5・9ベクレルといった具合です。
 
Q 「シーベルト」という単位もあるけど、どう違うの?
 A 「シーベルト」は人間が放射線を浴びたときの影響を表すのに使う単位です。
放射性物質が出す放射線にはアルファ線ガンマ線などいろいろな種類があり、
その種類や物質からの距離によって人体への影響が異なります。
日本人は自然状態で年間約2・4ミリシーベルト浴びています。
これ以外に、人工的には年間1ミリシーベルト(千マイクロシーベルト)が一般人の許容限度とされていますが、
CTスキャンなど明確な利益や理由がある場合は、許容限度とは別に考えることになっています。
職業で放射線作業をする人には別の基準があります。
 
 Q 「ベクレル」と「シーベルト」の違いがいまひとつ分からない。
 A 電球に例えると、光の強さそのものに相当するのがベクレル、
距離によって異なる明るさに相当するのがシーベルトだと説明する専門家もいます。
 
Q 食品での基準は?
 A 食品衛生法による暫定的な規制値として、
放射性ヨウ素については飲料水や牛乳で1キロ当たり300ベクレル、
野菜類は同2千ベクレル、放射性セシウムについては飲料水や牛乳は1キロ当たり200ベクレル、
野菜や穀類、肉、卵などでは同500ベクレル以下と定められ、
これを超える食品は食用に回らないように自治体などに求めています。(情報提供:共同通信社
 
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本日のひとこと
テレビのニュースなどを見ていると、きわめて高濃度の放射能を検知した、とか報道されていますが
その単位は公表されない場合が殆ど。
きちんと数値を提示して、安全度も確認する事が報道のなすべきでしょう。
 
我々も相手がわからずに単に怖がっていてはそれは幽霊におびえるようなもの。
そんな心理状況から風評被害も広がります。
今回の件で、放射能に関してきちんとした知識を身につけ、正確な情報を見分け、
自分で判断する事が肝心と思えます。
ひとつの意見ではなく多角的に情報を集める事も必須。
体内のカリウムや炭素が放射性同位元素を含み、あわせて6000~7000ベクレルの
被曝をしているなんて殆ど知られていない事実でしょう。
(私も初めて知りました)
花崗岩(墓石に多い)も常に放射線を出しているし、自然界には放射能があって当たり前。
日本人はどちらかというと潔癖症気味ですから、わずかな放射能でもヒステリックに反応して
しまいがちですが、この際原子力について学ぶいい機会だと思います。
 
ところで原子力潜水艦はほんとに安全なのだろうか。
原子力空母が撃沈されたら漏れ出す放射性物質は石油燃料の被害の比ではないのでは?
世の中知らないこと多いです。
 
起きてから 気が付く事故の 重大さ