WBCボクシングバンタム級世界チャンピオン長谷川穂積選手。
10回目のタイトル防衛に成功とのこと。
以前、長谷川選手の対談番組をテレビで見た事がある。
ボクシングというスポーツを研究し尽しているその言葉に戦慄さえ覚えた。
対戦相手の研究はおろか、人間の心理的なものの解明、反射的な動きに関するもの、
自分の動きで相手から動きを引き出す研究、計算されつくされた瞬時の判断、
聞いていてボクシングというゲームがこんなにも奥深いものなのかと衝撃的であった。
ただ力とスピード、技でパンチを繰り出してのラッキーパンチはあるにしても
彼の場合はラッキーパンチそのものを生み出す技術を体得しているように思える。
試合後のことばが「これからも地味にタイトル防衛を続けたい」というもの。
凄い選手だと思います。