HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太極拳:知れば知る程

太極拳、youtubueに学ぶ日が続いています。

いやあもう多種多様な動画があり、研究材料には事欠きません。

24式の基本動作、套路、正面からのものや背面からのもの、

この背面からのものはあたかも自分が演じているようにイメージが描けるので助かります。

ちょっと物足りないのは動きの武術的な意味(用法)を解説しているものが少ないこと、

いや実は解説しているのかも知れませんが、中国語なので理解が乏しくなります。

この用法を知るか知らないかで動作の完成度がえらく違ってしまいます。

左野馬分鬃【ズオイェマーフェンゾン】は馬のたてがみを撫でるように、との指示ですが

実は右手で相手の右手の手首を掴み、左手を相手の脇に差し入れ左肩で押し倒すような動きが

その用法、肩がとても重要な役割をします。

これを知らないと単に腕の動きだけになってしまい、見た目の迫力もずいぶんと違ってきます。


youtubeの動画をみていると演者によっても微妙に動きが違い、その人のクセや

解釈の違いがあるようです。

足の運びのタイミング、手を返す位置、腰のひねり、顔の向きなど、細部を見て行くと

チェックポイントが無数にあります。

知れば知る程奥が深くなり、間口も広がっちゃって泥沼状態・・・。

なんでもそうですが何かを極めるのは一生かかる(一生でも足りない?)のかも。