今回は久しぶりにロクロに向かいました。
というのは、ロクロを使うと乾燥、削りの工程があるため時間がかかるのであります。
今回は夏という事もあって、乾燥は思ったより早かったですね。
作ったのはドンブリとぐい呑み。
久しぶりなので勘が戻るまではまた初心者に逆戻り。やれやれ。
土はよく練らないと感触が硬く、質も均一になりません。
(今回はちょっと足りなかったかな・・・反省・・・土の練り方も忘れてました・・・)
ロクロに乗せて芯出し。
土が偏芯しないで回転するように調整します。
これがうまく行かないと、必ず失敗。
焼き物は料理と一緒で下ごしらえがかかせません。
これを手抜きすると、本チャンで手を焼きます。
焼くのは土なんですけど・・・。
昨今効率優先しがちですが、昔ながらの手法はそれが原点のような気がします。
時間が無いため、先の乾燥を電子レンジでやる人もいるとか。
ま、人それぞれですが、そんなにあせってまで陶芸をやる気は私にはありません。
最近痛感するのは、何をやるにせよ、経験を積みながら失敗をしながら体得して行くもんだなあ、という事。
あせる必要はないと思うんですが、ひとつひとつをおろそかにしないで、確実に自分のものにして行きたいもんです。
自分の創った器で一杯やるのはたまりません。
そして自分の思いがこもっている器で一杯やってくれる人がいるのはこれまた無上の喜びでもあります。