昨日、大阪のグループと言う「打・打・打団」という太鼓グループの演奏会に行く機会に恵まれた。
女性4人、男性6人のグループであるが演奏を観て、名前の由来がわかるような気がした。
とにかく最初から最後まで二時間パワフルに打ちまくる。
その中で一番よかったのは、締め太鼓二台を使った二人羽織のような演奏。
男性二人が前後に配し、あたかも腕が四本あるような見事な打ちっぷり。
これはプロのなせる業だなあと関心しきりでした。
その他三味線あり、篠笛あり、カウベルあり、の演奏だったのですが、
私にとっては新しい刺激がなかったというのが正直な感想です。
以前見た天野太鼓のような強烈な衝撃がない。
恐らく同じフレーズを全員で一糸乱れず打つ!がこのグループの売りだというのはわかるのですが、残念ながらそれ以上でもそれ以下でもない。
太鼓のプロ演奏家が当たり前になった今、音楽性、舞台の構成力が問われるのは仕方のない事、そうでないと埋もれてしまいかねない厳しい世界だと思うのです。
これだけ合わせるのは大変な練習量を積まないとできる話ではないのは容易に理解できるのですが、難しい事をあっさりやってのけておきながら、難しそうに見せる、観客はそういうところにも感動するのではと思うのですが。
アメリカ公演や今後ヨーロッパ公演を控えているとの事でしたが、現在の日本の文化をおおいに世界にアピールしてもらいたいですね。
まったくもって元気でさわやかな若者たちの熱演でした。
最後にふと思ったこと。
大阪やったら、もっとこてこてのボケとツッコミかましてくれてもよかったんとちゃうねんやろか・・・。