HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:天野太鼓その2

第二部 全国和太鼓チームの演奏

第二部の筆頭は地元三つの太鼓グループによる合同演奏。

天野流宗家家元の伝承の曲を見事に演奏。

阿羅漢のメンバーの演奏の直後だった事と大人数のためか音の切れ味がイマイチだったよ

うにも聴こえましたがたぶん合同チームのため練習がとことんできなかったのかも知れま

せん。


二番手、やはり山梨の太鼓グループ。

子供がメインの団体なのにすごい演奏。特に締めのリズム担当の女の子が光っていまし

た。うちのチームに欲しいくらい・・・。


三番手、東京からの参加団体は外国人も数人いて、国際的な活動をしているそうです。

袴姿や腹掛けスタイルの女性もいて、衣装も素敵。

祭りの豆絞りはわざと袴姿にあわせたのだろうか。腹掛けスタイルの人が鉢巻だったけど

逆の方がすんなりしそうなのではといらぬ事を考えてしまいました。

袴に鉢巻、腹掛けに豆絞りでは当たり前過ぎるのかな。


さて四番手、いよいよ伊予のしんしんさん登場。

十人の演奏は最初から最後まで乱れることなく一本に聴こえ、いやでも集中しているのが

伝わってきます。

スピード感もすばらしい。

天野さんの太鼓は決して対称形にこだわらないというのが見てとれた演奏でした。

是か非か、左の男性3人は顔を上げて客席にも目を通していたのですが右の女性二人の目線

が太鼓の上面から決して離れなかったのは演出なのかという印象はありました。

正直なところちょっと内向き過ぎるかなあと感じがしたのは偽らざるところです。

それ以外は緊張感があって、すっばらしい演奏でした。

それぞれの個性と全体の調和、こりゃあすごい太鼓だぞ!

経験の浅い子がいるなんて嘘でしょーという感じでございました。


五番手は埼玉より。祭りには欠かせない練りこみ囃子を披露。

天野世界をそれはそれは元気に打ち鳴らしておりました。

笛師は師匠が務めたのかな。


六番手は地元大月からの参加。天野ワールドの一つの特徴は交響曲のように第一楽章から

第四楽章というように楽曲で構成されている点にあるようです。

結構長い曲を皆最後まで集中して演奏しておりました。


第二部を聞き終わって、こういう太鼓の世界もあるんだという驚きと満足感。

ブログでしんしんさんと知り合わなかったらこんな機会もなかったかも知れません。

自分たちがやっている太鼓とはまた違うけれど、太鼓を打つ喜び打てる歓びは同じだと思

います。

何ともhappyな一日を過ごさせていただきました。

感謝。