HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

大相撲巳年場所

今回のお話は落語の新作。

 

えー、昔話にはいろいろな国が登場したりするもんですが これは今年の干支にちなんだヘビの国の話でございまして。

 

はっつぁん ご隠居、いよいよ相撲がはじまりやしたね。

ご隠居 そうだな、若手からベテランまでがんばって欲しいもんだな。

ご隠居は物知りなんで、今場所の関取はご存じで?

知らないわけがないだろ。

 

西方 横綱オオニシキ、大関青大将、関脇コブラ海、小結ジムグリ、前頭筆頭ガラガラ龍、

東方 横綱ハブの富士、大関アナコンダ、関脇栃のハブ、小結ヤマカガシ、前頭筆頭赤マムシ

といったところだ。

さすがですねえ、こちとら相撲はこれっきしなんでさあ。

 

そうかい、力士は各地のヘビが大集合、中にはインドやアメリカ、ブラジルなどの力自慢、毒自慢の力士が活躍しているよ。

 

へー、てえしたもんだ。ところでご隠居、昨日の取り口はどうだったんです?

 

さて、昨日の大相撲巳年場所の初日の取り口結果は

 

ガラガラ龍に赤マムシ とぐろ巻き落としで赤マムシの勝ち。 赤マムシの精力剤の差か?

ジムグリにヤマカガシ 肩透かしでジムグリの勝ち。 やはりジムグリは潜り込む技が光ったな。

コブラ海に栃のハブ 蛙ダマシでコブラ海の勝ち。どちらも毒のある強烈な取り口が見ものじゃった。

アオダイショウにアナコンダ 脱皮落としで青大将の勝ち。小兵のアオダイショウの速い動きと得意技脱皮に大きなアナコンダはついて行けず腹ばいに落ちてしもうた。

結びの一番 オオニシキにハブの富士 絡み出し投げでオオニシキの勝ち。やはりニシキヘビの右からの絞りが強烈だったの。

 

ひえー、さすがにご隠居、解説もいたについてまさあ。

ところで上手投げとか小手投げとかの決まり手がひとつもありませんねえ。

 

お、はっつぁんもなかなか詳しいじゃあないか。

へへへ

しかしだ、その昔、足技で勝った力士が一匹だけおったんだよ。

へー、それは初耳でやすねえ。いってえどんな相撲で?

 

それは横綱北のシマヘビと横綱ボア大海の千秋楽、優勝決定戦の大一番だ。

あちゃー、てえへんな一番でやすね。で、どうなりやした?

ボア大海に見事けたぐりで勝った北のシマヘビじゃったが、物言いがついた。

ありゃ。

その時のヘビヶ浜親方の解説が今でも耳に残っておるよ。

「北のシマヘビがけたぐりで勝ち軍配は北のシマヘビにあがりましたが、反則ではないかと物言いがつき、協議の結果、北のシマヘビは蛇足の反則で行司差し違え、ボア大海の勝ちといたします。」

という前代未聞の相撲だった。

ヘビの相撲に上手投げや下手投げがないのはな、手も足も出ないから・・・。

 

お後がよろしいようで。

 

テンツクテンテンテンドコドン ヒャリーオヒャーイヒャラヒャラリー・・・。

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