取り口も落ち着いていて、力強い相撲が続いていました。
これ迄の稀勢の里の印象は、途中迄成績がよくてもその後もろくも崩れちゃうというもの、
顔付きも伏し目がちで、精神的なもろさが垣間見えていたようにも思えます。
何でもそうだと思いますがスポーツは特に精神的なものが強く結びついていて、
気力で体が動く、ということが言えるのではないかと。
団体競技のバレーボールの試合など観ていてもそれを感じることがしばしば。
テニスやゴルフ、卓球などもメンタルスポーツの面が強いのではと思います。
マラソンの試合で、とても苦しい中、ライバルと並走していた選手が
ライバルが漏らした「もうダメだ」のつぶやきを聞いて体中に活力がみなぎったとか。
これなどは体力ではなく、気力のなせたワザだと思います。
大相撲では鶴龍という影の薄い(失礼)横綱がいますが、常に伏し目がちで
覇気が感じられないんですねえ。
そういう横綱白鳳も、猫だましや変化の相撲が見られたり、ちょっとがっかりの面も。
横綱は常に受けて立って欲しいもの、小細工を労する事はやめてもらいたいとも思います。
横綱は強いもの、勝ちに行くよりは相撲にこだわってもらいたいとも。