太鼓のいろは、「ち」は【地球に手伝ってもらえ】
音を出す極意のひとつ、それは地球の重力を利用させてもらうこと。
力ではなく重さを利用する打ち方、特に伏せ打ちはこの打ち方が基本です。
偉大な地球の重力を感じながらバチを振り下ろす、この時には脱力が肝心。
片腕の重さは体重の1/16(6.5%)ほどと言われています。
体重50kgの人で約3kg強、これは野球のバット3本分にあたります。
1リットルのペットボトル3本+α、これが1,2メートルほどの高さから落ちてきたら
それだけで大きな音が出そうです。
地球に手伝って貰えば余計な力を使わずとも音が出せます。
逆に、力まずに自然な音が出せるとも。
3kgの重さは地球が与えてくれる位置エネルギー、
大事に使わせていただく打ち方を研究するのも無駄にはならないと思います。